変数の命名ルールについて
変数の命名ルールについて復習する。Pythonで利用できる変数の命名ルールでは、文字にはアルファベット(大文字も小文字も可能)・数字(0~9)・_(アンダースコア)が基本となる。また、慣例的に変数の英語には小文字を使い、それ以外に日本語や特殊文字なども一部利用可能である。ただし、変数の先頭に数字を用いるのは違反であり、エラー(SyntaxError: invalid syntax)となる。
ab_c = 10
あ_b = 20
_12a = 30
1d_ = 100
#
SyntaxError発生
001 = 200
#
SyntaxError発生
Pythonでは定数という概念がなく、定数を定義するための書式は存在しない。Pythonでは変数を定数として扱う場合には、定数と変数を区別する方法がある。それは、変数を定数として扱う場合には、大文字のアルファベットで変数名を記載するというが習慣がある。もちろん、変数に大文字のアルファベットを用い命名してもエラー等の問題は発生しない。
num =
100 # 変数の定義⇒アルファベットの小文字
CONST =
200 # 定数の定義⇒アルファベットの大文字
また、Pythonにおける予約語(Pythonにおいて何らかの意味を持つ単語)は、もちろん変数名や関数名、クラス名などに使用することは不可でありエラーが発生する。次に予約語の一覧を示すコードを示しておく。
#python予約語一覧
import keyword
print
(keyword.kwlist)
実行結果
['False',
'None', 'True', 'and', 'as', 'assert', 'async', 'await', 'break', 'class',
'continue', 'def', 'del', 'elif', 'else', 'except', 'finally', 'for', 'from',
'global', 'if', 'import', 'in', 'is', 'lambda', 'nonlocal', 'not', 'or',
'pass', 'raise', 'return', 'try', 'while', 'with', 'yield']