7.金魚のアンモニア中毒を防ぐための対策とならないことは?
7.金魚のアンモニア中毒を防ぐための対策とならないことは?
① エサの与え方
② 水槽の水換え
③ 金魚の種類
④ バクテリアの繁殖
正解は③金魚の種類です。
金魚を新しい水槽に入れると、数日間で死んでしまうことがあります。死因の多くはアンモニア中毒です。金魚は主にエラからアンモニアを排泄していますが、水槽内のアンモニア濃度が高くなると呼吸障害などの中毒症状が起こるそうです。金魚のアンモニア中毒を防ぐ方法は腎不全の治療に似ています。
まずは人間同様、食事制限が重要です。金魚を飼い始めて数日はエサを与えないほうが良いとされています。というのも、新しい水槽にはアンモニアを分解してくれる硝化菌がいないため、アンモニアが増えやすい状態であり、水槽にフィルターを取り付けるのは、硝化菌などのバクテリアを増やして「生物ろ過」を促進するためだそうです。ちなみに、腎臓慢性病(CKD)でも腸内細菌叢との関連が報告され、腸管をターゲットとした治療の可能性が検討されています。
さらに水槽の水換えは、透析のようなもので、バクテリアで処理できるアンモニアの量には限界があるため、定期的な水換えで溜まったアンモニアを除去することが大切です。