4.ビタミンDとビタミンKは、体内ではどこでつくられる?
4.ビタミンDとビタミンKは、体内ではどこでつくられる?
① Dは皮膚とKは腸内
② Dは腸内とKは皮膚
③ Dは肝臓とKは腸内
④ Dは腸内とKは肝臓
正解は①Dは皮膚とKは腸内です。
ビタミンDとビタミンKは、共に骨の形成に不可欠な栄養素です。ビタミンDは、魚やキノコ類などの食品から摂取できるだけでなく、ヒトの皮膚でも日光によって産生されます。摂取したビタミンDは肝臓と腎臓で活性化され、腸管でのカルシウムの吸収を促進する役割を果たします。
一方、ビタミンKは主に緑黄色野菜や納豆などの食品に含まれていますが、興味深いことに、ヒトの腸内でも腸内細菌によって産生されることがわかっています。ビタミンKは、骨に存在するオステオカルシンを活性化し、骨形成を調節するだけでなく、血液凝固の促進や血管石灰化の抑制にも関与しています。
両ビタミンの役割は骨の健康を維持することに重要であり、ビタミンDのカルシウムの吸収促進とビタミンKのオステオカルシンの活性化によって、骨の成長と強度がサポートされます。食事や適切な日光の摂取を通じて、ビタミンDとビタミンKをバランスよく補給することが大切です。