11.排尿の我慢について
11.排尿の我慢について
尿意を感じたときは、電車の中や会議中など、排尿に関わる筋肉を自発的にコントロールすることで、尿意を抑えることができます。
脳が尿を蓄えるしくみは次のとおりです。膀胱に400ml以上の尿が溜まると、内部の圧力が高まります。これにより反射が引き起こされ、膀胱壁が弛緩し、内尿道括約筋が収縮し、脊髄感覚神経を介して排尿中枢に信号が送られます。
つまり、脳が一時的に尿を溜めようと判断し、陰部神経が反射的に外尿道括約筋を収縮させて排尿を止めるのです。この自発的な筋肉をコントロールして、尿を保持することができます。排尿への強い衝動があっても、最終的に排尿するときは、膀胱の筋肉が尿の抑制から弛緩しているため、収縮するのに時間がかかる場合があります。